大卒新人薬剤師の平均年収はいくら?平均初任給と年収アップ法を紹介

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大学を卒業したばかりの新人薬剤師の平均年収や平均初任給はどのくらいでしょうか。

参考までに、厚生労働省が実施した「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、薬剤師の平均年収は約578万円、男性は約620万円で女性は約540万円と報告されています。

この平均年収は、平均年齢40.3歳で、4年制大学を卒業してから約17年経過した時点の金額です。

薬剤師を目指す人には気になる年収についての内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

新卒薬剤師の初任給は勤務先で異なる

薬剤師の平均年収や平均初任給は、勤務先によって以下のように異なります。

  • 病院:年収約370万円
  • 薬局:年収約420万円
  • 公務員:月収約21万円
  • 製薬会社:月収約30万円
  • ドラッグストア:月収約35万円

病院薬剤師の給与は、同じ調剤業務を行なう薬局と比較して低めです。厚生労働省の調査でも、平均で40万円以上の差があることがわかっています。

また、薬局とは調剤薬局とドラッグストアの調剤部門のことで、就職はドラッグストアのほうが初任給が高いため人気です。

製薬会社では、博士課程修了者は6年生学部卒業生より初任給が高く、さらに外資系製薬会社では成果に応じたインセンティブが多く含まれるため、平均月収を超える初任給が期待できます。

薬剤師の年収アップは就職活動中の情報収集が影響する

厚生労働省が実施した「薬剤師確保のための調査報告書」によると、薬剤師の年収アップには、就職活動中の情報収集が大きく影響することが明らかになっています。

就職前に年収・昇給ペース・業務内容・やりがいなどについて把握していなかった薬剤師は、把握していた薬剤師と比べ、これらの想像と実態に相違を感じる割合が高いことがわかりました。

薬剤師の給料は大幅な昇給は期待しにくいですが、管理薬剤師手当や全国転勤手当と待遇、役職手当などで大きく年収アップすることが可能です。

そのため、転職時の就職活動はもちろん、大学卒業前の就職活動においても、これらの手当を含めた情報をしっかり収集することが大切であるといえます。

まとめ

薬剤師の年収は、全国展開をしている企業で全国転勤を希望すると転勤手当が加算されるため、同期入社でも給与に大きな差が生じることがあります。

しかし、薬剤師の年収は一見すると高いように見えますが、年齢を重ねると一般企業の給与が薬剤師の給与を上回ることも珍しくありません。

薬剤師が年収をアップさせるためには、役職手当などだけでなく、専門資格の取得や日々のスキルアップなど、継続的な努力をすることをおすすめします。

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